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2025.02.17

院長コラム

骨格性下顎前突症の矯正治療

人の顎は機械のように左右対称ではなく、わずかにバランスがずれています。
矯正治療は、顎の中で歯を動かして整える治療ですが、顎のバランスが大きくずれている場合は、歯並びだけを治すことが難しくなります。そのような場合には、外科手術によって顎の骨のバランスを整えたうえで、歯並びを改善していきます。

手術の適応範囲は、顎のズレの状態によって異なります。

  • 上の顎のバランスが悪い場合
  • 下の顎のバランスが悪い場合
  • 上下の顎のバランスがずれている場合

それぞれに応じた治療が必要です。

星ヶ丘矯正歯科は、厚生労働省指定の顎口腔機能診断施設であり、顎変形症の治療に対応しています。

顎変形症の治療では手術を執刀する先生との連携が大切になってきます。症例に応じて手術をしてくださる病院を選定するようにしております。

顎の骨を切って骨を動かしても歯はかみ合いません、矯正治療との併用が大切になってきます

 

症例写真)

下顎前突を気にされて来院された患者さんになります。

下顎が大きいため下顎骨切り(SSRO)を併用した矯正治療となります。

治療期間は、手術前の術前矯正9ヶ月、手術後の術後矯正治療14ヶ月。非抜歯での矯正治療となります

顎変形症のため健康保険での治療でした

副作用・リスク) ブラッシング不良によるカリエスリスク、歯肉退縮、歯根吸収、歯の間に三角の隙間ができることがあります

 

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