マウスピース型矯正装置の相談


マウスピース型矯正装置の一つでもあるインビザライン。
透明で人目を気にせずに歯並びを矯正出来ると最近流行ってきてます。
歯型を採得して海外へ送りマウスピースを作ってもらえる画期的な矯正装置。

しかし、今一番問題が多い矯正装置でもあります。
お手軽に誰ででも出来るのは患者さんだけではありません。
治療する歯科医師もお手軽に始めてます。

矯正治療の基本的な教育を受けていない歯科医師が
マウスピース型矯正装置を使って矯正をしている事もあります。
「マウスピース型矯正装置はコンピューターが完璧に治してくれる」
そう説明しているDr.もいるそうです。
間違ってます。
Dr.が正しい治療法で入力すればです

コンピューターを操作するのは人です。
正しい治療方針を入力しないと正しい結果が出てきません。
歯をどのように動かすのかを決めるのはDr.です。
正しい診断なしにコンピューターが決めた様に歯が動けば誰も苦労しません。

先日、他院でマウスピース型矯正装置の治療を開始されたにも関わらず
治療内容がおかしいことに患者さんが気づき転院相談された方がいました。
治療内容を伺うと治療説明や治療方針かなりおかしな治療内容でした。
結局、マウスピース型矯正装置での治療を中断されました。

マウスピース型矯正装置は万能な矯正装置ではありません。
治療限界はあります。
マウスピース型矯正装置は誰がやっても同じように治ることもありません。
レベルの高い先生でしか治せない歯並びもあります。

相談される際、価格面や期間だけではなく治療内容も聞くようにして下さい。
不安な場合はセカンドオピニオンの話を聞いて下さい。

※インビザライン完成物は医療機器法対象外であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外の場合があります。